有名ネットウォッチャーのHagex氏がWeb上でトラブルのあった相手から刺殺され逝去

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6月24日、一部のインターネット上では有名なネットウォッチャーであるHagex氏が怨恨による刺殺で逝去した。Coinhiveの事件が無ければ、個人的にはここ数か月の日本のインターネット上でもっとも大きな事件と言える。

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インターネット上のトラブルはもはや日常茶飯事となり殺害予告による逮捕もしばしば起きる現在であるが、実際に殺人にまで至った例はそう無いので今後ネット上のトラブルの際にたびたび引き合いに出される事件になることは間違いない。なお私は氏がホームグラウンドとしていたはてなブックマークの住民の一人であったというだけで個人的な繋がりは一切無い。

福岡市内であったIT関係セミナーの男性講師を刺殺したとして、福岡県警は25日、福岡市東区筥松(はこまつ)1丁目の無職、松本英光容疑者(42)を殺人と銃刀法違反の疑いで逮捕し、発表した。松本容疑者は「ネット上(のやりとり)で恨んでいた男性を死なせてやろうと思い、腹と首を刺した」などと話しているという。

Hagexさん刺殺、犯行声明か 「低能先生と呼ばれ」 – 朝日新聞デジタル

25日朝にネット上に情報が拡散たが、上の記事でおおよそまとまっている。登場人物は、はてなクラスタにいればたいていの人は知っているHagex氏と低能先生。今回の事件でHagex氏がサイバーセキュリティ対策企業に勤める岡本顕一郎氏で、低能先生が無職の松本英光容疑者(42)であることが発覚した。なお記事に捕捉をするとすれば「低能先生こと松本容疑者がだれもかれも低能呼ばわりして荒らしたために逆に彼が低能先生と呼ばれるようになった」という経緯だろう。それを知らないと周りが彼をリンチにしたように受け止められてしまう。

Hagex氏がなんらかの専門家なんだろうということは大抵の人が感づいていたと思うがセキュリティの専門家だったとは。株式会社スプラウトの社員であり、同社のTHE ZERO/ONEというオンラインメディアの編集長も勤めていたそうだ。余談だが唐澤貴洋弁護士に対する連続爆破予告事件をNHKが取り上げた際、ダークウェブについて解説する専門家としてTV出演も果たしている。だがHagex氏と岡本顕一郎氏が同一人物であることは関係者でなければ今まで知りえなかっただろうから、松本容疑者もイベント主催者として明記されているHagex氏に対して犯行を行っているはずである。

低能先生は、はてなの有名人には誰でも噛みついていたので、接点(とそれを呼ぶのならだが)のあった人は多い。Hagex氏も「低能先生のことは、はてな側も認知しているのか通報すると対応も早いからどんどん通報するといいよ」という記事を5/2に公開している。

低能先生という荒しがいる。はてなブックマークに出現し、IDコール利用して複数のユーザーに対して誹謗中傷を繰り返している。当然、すぐにアカウントが凍結されるのだが、新規のアカウントを作り罵詈雑言を行っている。(中略)体感的には通報してからだいたい1時間ぐらいでアカウントが閉鎖している。株式会社はてなは、低能先生に対して「威力業務妨害」で訴えるべき。 – 低能先生に対するはてなの対応が迅速でビックリ魚拓

しかしその事実を踏まえても、本事件を個人間の怨恨とみるべきかというと疑わしい。多分この事件で一番重要だったのは「松本容疑者の住居がイベントを行った場所から近かった」からなのではないか、という気がする。イベントを通して確実に会えるという形で「射程に入った」からなのではないか。

Hagex氏死去のニュースが飛び交った当初、福岡というロケーションや氏が以前に日大タックル事件についての記事を公開していたことから、反社関係の事件であるという疑いがあったのだが実際にはまったく関係なかった。金銭のような利害関係ではなく、目立ってしまったがために標的になってしまった。Web上で有名になった人間がリアルに出てくるとこういうことも起こりえるという事実は今後のネット文化に確実に影響を及ぼすはずである。

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