アクアマン:王の遺産 (The New 52!) – ジェフ・ジョーンズ

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DC社のアメコミシリーズで、ジャスティスリーグの一員であるアクアマンのThe New 52!における第2巻。2012年5月から12月にかけて刊行されVol2にまとめられた#7~#13に、#0(2012年11月)と#14(2013年1月)を加えた日本版独自編集となっている。

アトランティスを崩壊させた犯人を探り始めるアクアマン。彼が真実に近づいたとき、6年前に因縁のある宿敵ブラックマンタが彼の仲間を一人、また一人と襲い始める。一方、アクアマンのパートナーであるメラはアクアマンの黒い真実を知ることになり……。 – ShoProBooks

1巻だけ読んでいると父親が死んでメラと会うまでずっと孤独であったような印象のアーサーだが、実は過去にジャスティス・リーグ張りにチームを組んでいたことが発覚する。このアザーズのメンバー凄い濃いメンツで昔からいるのかと思いきや、本作が初登場らしい。

かつて血液サンプルを必要としたシンの依頼でブラックマンタがアーサーを襲い、それを庇ったことが遠因で父親のトムが死亡、怒りにかられたアーサーが復讐に向かうも誤ってマンタの父親を殺してしまうという泥沼の因縁があり……ってもう前作でフィーチャーされていたネタキャラ的な感じからは遠く離れてしまったなぁ。過去の描写のアーサーは復讐に駆られていて独善的で、現在の描写とはずいぶん印象が違う。

ブラックマンタって表紙の絵を見て海からやってきたクリーチャー的な奴かと思っていたのだが、海洋スーツを着た普通の人間で驚いた。ヘルメットの赤い部分からビーム出るくらいで、身体的にはアクアマンの方がずっと強い(実際#14でそういう発言をしている)のにアクアマンの宿敵として知られている代表的なヴィランらしいのが凄い。部下を従える組織力や科学の力でスーパーヒューマンに比肩するというバットマンみたいな男である。

収録されているエピソードが日本版独自のものとなっているが、この理由が織り込みの解説リーフレットに書かれている。

『アトランティスの進撃』と銘打たれた第3幕は、『ジャスティス・リーグ』#15(2013年2月)に始まり、その続きは『アクアマン』#15(2013年2月)という具合に、『ジャスティス・リーグ』誌と『アクアマン』誌で交互に進行する形で連載された。そして単行本は、『アクアマン』3巻と『ジャスティス・リーグ』3巻でメインストーリーは重複して収録しつつ、メインストーリー以外の2篇はそれぞれ違ったものが収録されているという、非常にややこしいものとなってしまったのだ。

何でこんなことを……。なんとなく「人気のあるジャスティス・リーグのバーターにしようとした」んじゃないかなと邪推してしまうのですが。

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