ラブライブ!The School Idol Movie

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異例のヒットとなった人気テレビアニメシリーズの完結編。シリーズの完結編としてはかなり綺麗に終わらせてくれた映画である。

前置き

ラブライブ!はとても現実とは思えないようなシンデレラストーリーを送ってきた作品である。

元々は雑誌の読者投稿企画として3年ほどやってきたが、ヒットしなかったので最後の締めとしてアニメを1クールやって終わる、という予定であった。しかしそのアニメが大ヒット。さらにその後にスマートフォン向けに配信されたモバイルゲームのスクールアイドルフェスティバルも大ヒットし、発売されたCDがゴールドディスク認定されるまでになった。

ヒット前から知っている人間から見るとポカーンとしてしまうような流れであった。アニメが始まる前、当作品の最大のファンサイトはふたばちゃんねるのimg板で、電撃G’s magazineで同じく読者参加企画を行っていたシスタープリンセスやベイビープリンセスのファンたちが中心となって「なければ立てる!ラブライブ」を合言葉に細々とスレを立てていた。ちなみに今はmay板に連日ラブライブスレが立っているが、当時はmay板でたてると「imgでやれ」と言われるような始末であった。

そんな作品もえらく大きくなり、そのためか悪評も立つようになった。ラブライブのファンはラブライバーと呼ばれるようになり、マナーの悪い人間が現れるととりだたされるようになった。スマートフォンのゲームという入口から若年層が多く入ってくることと、SNSの発展によってそういった話題があっという間に広まってしまうことが要因の一つとなっていると思うが、こうなってしまうと以前からのファンほど肩身が狭いというものだ。「アニメ以前はラブライ部員って名前だったんだぞ……」といいながら、こっそり窺うようになってしまった。

内容について

さて、前置きが長くなったが本映画が扱う内容もこの「大きくなりすぎてしまったコンテンツ」「その終わり時」を扱っている。まさしくメタな内容である。

映画を見ると、今までの作品に対するファンの反応を見て内容を作っていることがよく分かる。海未がトランプのババ抜きをやる所などその最たるものだろう。「ネットの反応に迎合し過ぎだろう……」という意見も聞くが、読者参加企画から始まってファンの意見を取り入れていくつくりを基本にしている作風を考えると、最後まで既定路線を取っていると言えるだろう。

私個人は「アニメの1期は最高。2期はちょっと……」という人間であったが、今は「ああ、すごくきれいに終わってくれた」という気持ちでいっぱいである。荒削りでいい加減な作品が大きくなって、すったもんだあったけど、スタッフの皆さん本当にお疲れ様でした。

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