ソースが見つからずモヤモヤ ~ギネス記録に「キュウリは世界一栄養価が低い野菜」は掲載されているのか?~

Facebook にシェア
Pocket

ネットの雑学スレを見ていたら「キュウリは世界一栄養価が低い野菜としてギネス登録されている」という情報を見て、面白いなぁと思い調べてみたのだがはっきりとしたソース見つからなくてモヤモヤという話。

Googleの検索結果

ギネスに登録されているということは、はっきりとしたソースがギネスの公式か何かに登録されているはずである。

そう思って「きゅうり ギネス 栄養」で検索したが2016年6月12日現在の検索結果トップ3に書かれている内容がこちらである

実はきゅうりは、特に目立った栄養素がないので「世界一栄養がない野菜」とされており、その上きゅうりに含まれる酵素がビタミンを破壊するとさえ言われています。

https://welq.jp/1364

1987年なんですが、ギネスブックに「世界1カロリーが低い果実」として認定されたんです。

http://今日何食べる.com/archives/3961.html

キュウリは、ギネスブックには「世界一カロリーの低い果実」
として掲載されていて、世界的にも、「世界一栄養のない野菜」として知られています

http://enzyme-power.net/column-knowledge/kyuuri.html

まずギネスの公式ページとかじゃないし、そのことに触れている部分も全部ソースとなるリンクが無い

ギネスってその結果をページとかにまとめてないんだなぁ。で、出てくるのは根拠の怪しいサイトばかり……。

ギネスワールドレコーズ公式サイトの記述

ギネスワールドレコード日本支部の公式サイトのページで以下の記述を見つけた。

ギネスワールドレコーズでは、「きゅうり」に対して、次の記録名で認定をしています。

Least calorific fruit

というものです。

これ、日本語に訳すると、「カロリー(発熱量)の最も低い果実」となりますね。しかし、「発熱量」というものが、そのまま「栄養素」なのか? と言われれ ば、厳密には「違う」ということになると思います。なぜなら、人間が体を動かす「熱量」という意味では、確かに「栄養」でもありながら、正しく「栄養」の 英語は、”Food Value”や“Nutrition Value”となるので、”Calorific”とは、大きく印象が異なるということがおわかりいただけると思います。

世界一、世界記録のきゅうりの世界を覗く|きゅうりとギネス世界記録

おお、なるほど。いかにもありそうな話だし、公式サイトなので今のところ一番信憑性の高い記述であると言えるだろう。

さらに調べると

じゃあ上で紹介されている「Least calorific fruit」って単語でググればいいんだな、と思ってやってみた。そしたら

次の検索結果を表示しています: Lowest calorie fruit

と表示される。ダブルクオーテーション(”)で文字列を括っても同じ結果。

つまりこの文字列で書かれた文章って(少なくともGoogleのクローラーが巡回する範囲では)存在しないみたいなのである。一体どういうことなんだ……?

多分、年に一回9月に発売されている公式の書籍をあたっていけばどこかにあるんだろうけどそこまでやる気は起きない。この知識を語ってる人だってそこまでやってないんじゃねぇかなぁ……。

Facebook にシェア
Pocket

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。