キングスマン:ゴールデン・サークル

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大ヒットしたスパイ映画、キングスマン(記事)の続編。前作を見ていること前提の作りの映画だが、前作見ているとキャラクターの扱いに対して色々言いたくなる。でも成長したエグジーの活躍が見られてよかった。

イギリスのスパイ機関キングスマンの拠点が、謎の組織ゴールデン・サークルの攻撃を受けて壊滅した。残されたのは、一流エージェントに成長したエグジーと教官兼メカ担当のマーリンのみ。2人は同盟関係にあるアメリカのスパイ機関ステイツマンに協力を求めるが、彼らは英国文化に強い影響を受けたキングスマンとは正反対の、コテコテにアメリカンなチームで……。 – 映画.com

副題のゴールデン・サークルは直訳だとVIP席という意味で、世界最大の麻薬密造地帯である黄金の三角地帯(ゴールデン・サークル)等に引っ掛けた組織名であるそうだ。

色々言いたいことのある映画であるが、一番言いたいのはキャラクターの扱いどうにかしてっていうこと。ハリーが生き返って嬉しかったけどマーリンとロキシーが死んだロスが大きすぎる……。マーリンは劇中でしっかり活躍したけど、ロキシーはあれで終わりってあんた……。前作でも「ハリーは生きてて最後に出てくるっしょ!」→「あれ、出てこない……」ってなったのだが、今作はロキシーがそんな感じだった。てっきりロキシーがヒロイン枠だと思っていたのになぁ……まさか行きずりの関係と思われていた王女と続いているとは。メタなこと言うと、ロキシーはクスリやらないからエグジーの動機付けにならないだろうけどね。

ラスボスがウィスキーなのもちょっと……。中盤の活躍で頼れる味方だったし、麻薬中毒者への個人的な恨みがあるってだけで、キングスマン自体に敵対してるわけでもない。ポピーに便乗して麻薬中毒者一掃って考えは大統領と被っているが、麻薬に馴染みのない日本人だとこの辺の捉え方が違うから本国とは印象も違うんだろうなぁ。多分日本で言うのなら「アル中と喫煙者は殺してもいい!」ぐらいの過激思想なんだろう。それにしたってミンチマシーンに突っ込まれた後罵倒されるほど悪い奴にも思えない。

元々粗があるのを勢いでどうにかしていく作品だったと思うが、ストーリーや敵キャラもそんな感じ。ポピーの思惑通り麻薬の流通が合法になっても、「自社製品に毒を盛り込む企業」の商品なんてもう誰も買わずライバル企業に顧客が総流れになるわけで、全然戦略が成り立っていない。そんなガバガバスタイルは、あんなに立派なミサイルを用意できる組織にしては警備が手薄な本拠地にも表れている。重すぎるドーナツ看板ヨシ!鋭利的な床屋の看板ヨシ!簡単に倒れる超高熱流体容器ヨシ!蓋も無いミンチマシーンヨシ!の労災事案オンパレードでキングスマンを迎え入れてくれるのであった。

色々言ってしまったが、成長して立派なキングスマンになったエグジーとハリーの共闘が見られただけで良かった。既に続編の話も出ているらしいが、何とか理由を付けてマーリンとロキシー生き返らないかなぁ。広告だとさもメインキャラみたいに描かれていたのに踊って氷漬けになるだけだったテキーラが終盤キングスマンを訪れる描写があるが、スピンオフとかでメインを張るんだろうか?

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