ウィッチャー3 ワイルドハント (The Witcher 3 Wild Hunt)

近年で非常に高い評価を受けていたのでずっと気になっていた作品。発売から一年以上経って、追加コンテンツやDLCを含んだ完全版が発売されることになったのでいい機会なので購入した。

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原作

調べてみて初めて知ったのだが、これ元々はポーランドのファンタジー小説に「魔法剣士ゲラルト」というのがあって、これをポーランドの会社がゲーム化したシリーズだったんだな。ちなみに長編版の一巻しか翻訳されていない。追記:という状況だったのだが本作のヒットやメディア展開に伴い長編5巻が邦訳される運びとなった。

作中で出てくる人物にゲラルトと既に知り合いらしい描写のキャラ多く「誰だよこれは知らないぞ」と思っていたが、どうもゲームを1からやっている人も原作を読んでないと知らない奴らしい。そんな状態で良くここまでの評価を得られたものだ。ちなみにイェネファーは原作だとヒロインだが、ゲームだと3で初登場だそうである。とても信じられない……。

システム

それほど海外のゲーム全般に詳しいわけではないが、近年のRPGゲームとしては最高の出来という評価はよく分かる。オープンワールドで、グラフィックが良くて、サイドクエスト盛りだくさんで、自分の選択肢によってエンディングに多数の分岐があるというロールプレイングの要素があって、という感じ。

だが贅沢な話だとは思うがやってるとう~んとなる部分が結構ある。多分最大の要因はメインクエストの比重が大きすぎることではないだろうか。

このゲームは経験値の取得をRPGでは一般的なモンスターの討伐ではなく、クエストの進行・クリアで出来るようになっている。なのでレベル上げるためにクエストやらないといけないのだが、サイドクエストは貰える経験値が少なくアイテムなども大したものがもらえるわけでもない。加えてこのゲームは装備にレベル制限があり、強い装備を手に入れても使用できない。アビリティの取得も上位のものはレベル制限があるので、レベルを上げないと使えない。

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なのでコストパフォーマンスを考えるとどんどんメインクエスト進めるしかなくなる。このゲームは選択肢で変わる展開が多数あるので周回することを考えて作られていると思うが、このメインクエストのウエイトが大きいのはマイナスだと思う。クエストをクリアすると更に新しいクエストが産まれて……の繰り返しになるので1週目なのにウンザリとなってどんどんスキップしていくようになってしまった。もう少し「今回のプレイはこのサイドクエストやってみようかな」というつくりにしても良かったと思うんだけれども……。

自分のプレイング

エンディングが大きく分けて3つあるが、シリ死亡(正確には行方不明)といういわゆるバッドエンドになった。攻略サイトなどを見ていくと、シリを信じて行動などに制限せずにいると生存のエンディングに進むらしい。思えば過保護な事ばっかり言っていたので、融通の利かないゲラルトパパだったかもしれない。

印中心のプレイだったので装備はグリフィン派の装備を使っていた。このゲーム「○○派の装備」というウィッチャーの装備と呼ばれるものが強いので、他の装備が無意味化しているところがあり、私は見事にそれ以外使わないで売ってしまうゲーム的にはなんかもったいないやり方になってしまった。

余談だが装備を揃えると貰えるボーナスが最高級ランクで貰えるものだと勘違いしていて、エンディングでレベル34になって揃えたら何も起こらず、DLCで追加になった伝説級でないと出来ないのだと知って心底がっくりきてしまった。

私がこの手のゲームで最大のモチベーションとしているのは「主人公を強くしていくこと」なので、これは結構堪えたのである。そういうこともあって高級品をそろえた時点で、とりあえず私のウィッチャー3プレイは一段落した。せっかく大型DLCである2つのエキスパンションが入っているのだから順当に行けばそれをやればよかったのだが、何か他にモチベーションも産まれなかったのである。

おなじくオープンワールドのゲームのFallout4(記事)にかなりはまったのだが、思えばあれは自分で拠点を作る要素があるのがデカかったんだろうな。このゲームは戦争で放棄された村とか結構あるからDLCで建設要素来ればよかったのに。あんまり勢力としてデカくなるとレダニアとニルフガードのバランスがどうたらに関わってきそうだから難しいかもしれないけど。

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