1985~1988年連載の浦沢直樹連載デビュー作。戦闘インストラクターを務める主人公が、戦闘訓練を必要とする訳ありの依頼者を通して事件に巻き込まれていく様を1話完結形式で描いていくハードボイルド連作短編。
「漫画」カテゴリーアーカイブ
忍者と極道 – 近藤信輔
決めようか 『忍者』と『極道』 何方(どちら)が生存(いき)るか、死滅(くたば)るか!
『現代版甲賀忍法帖+プリキュア』……という言葉で説明していいのか困る漫画。
昔「なんでもやり過ぎるのがチャンピオンの漫画。エイケンはエロとかなんとか言われてるけどあれは『おっぱいに関してやり過ぎてる』から由緒正しい秋田書店の漫画なんだ」という意見を聞いてこれ以上無いくらい深く首肯したことがあるんだけど、本作からもそんな印象を受ける。
秋田書店はやっぱ偉大(パネ)ェや……。えっ、講談社……?
宝石の国 – 市川春子
フォスフォフィライト
おまえの仕事がやっと決まったよ
鬼!悪魔!市川春子!月刊アフタヌーンが発売する度に読者の「これ以上酷い展開にはならないだろう」という希望を打ち砕き、苦しみの底を毎月更新し続ける地獄のボジョレー・ヌーボー。主人公フォスフォフィライトを襲う余りにも非情な展開の数々で、曇らせ隊からすらも笑顔が消えた。
ふたごわずらい 全2巻 – 桜野いつき
? どうして?
私たちの間には誰も入ってこれないよ?
だって双子だもん
麻紀ちゃん先生、労災だろ!?「百合にはやっぱり迷惑な女がいなきゃ!」と言いたくなる作品。姉に病的に執着する妹と、その妹から逃れて他の女に縋ろうとする姉の迷惑な双子姉妹が周りに迷惑を掛けていく話。ほら!もう読みたくなったでしょ?(←最悪の紹介)
きたない君がいちばんかわいい – まにお
通称「きたかわ」。第1巻の表紙を見た瞬間に「あれ?これ2~3巻あたりでこうなるよね?」「タイトルの『君』って多分さぁ……」って理解(ワカ)る人はもう全くその通りなので、こんな記事読んでないでレジ行ってください。
本記事(に限らず本サイトの記事)はネタバレ感想なのでご覧になる方はそのつもりで。
君のことが大大大大大好きな100人の彼女 – 原作:中村力斗 作画:野澤ゆき子
通称「100カノ」。ハーレム漫画の体裁を取った狂気のギャグ漫画であり「ヤングジャンプのボボボーボ・ボーボボ」とまで呼ばれる。「ハーレム」という男の下世話な夢も突き抜けてしまえば「不可能への挑戦」である。
バットマン:ザ・ラスト・エピソード – ニール・ゲイマン
シリーズ再スタートを契機として描かれた『バットマンの最終回』で、原題は『Batman: Whatever Happened to the Caped Crusader?』。もっとも長い歴史を持つヒーローの一人であるバットマンにふさわしい最終回として、幻想文学作家としても著名なニール・ゲイマンが出した答えとは?
Web掲載読み切り漫画 (2020年)
私のジャンルに「神」がいます – 真田つづる
2020年6月~11月にかけてTwitter上で盛大にバズった、同人誌を巡る女性の悲喜交々エピソード漫画が書籍化。同人に関わる読者を悶絶させる切り口のエピソードもさることながら、今後の同人界で共有されるであろう「おけけパワー中島(おけパ中島)」という概念を産みだしたことで一つのマイルストーンと言える作品である。
ABARA(アバラ) – 弐瓶勉
『BLAME!』『シドニアの騎士』等の著作で知られる弐瓶勉作品。圧倒的な画力に気圧される一方、ストーリーや結末は(弐瓶勉自らをして)よく分からない。ジャンルはスーパーバイオレンスSFとかだろうか。