小百合さんの妹は天使 全4巻 – 伊藤ハチ

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(実)姉妹百合。「おねえちゃんの処女は私のものよ」「おねえちゃんと同じ産道も通ってないくせに」って言う妹いいよね……。血の繋がりを障害ではなく優位と捉えた名台詞である。この作品が連載されていたのが百合姫でなくてコミックフラッパーだったことも加えて最高にロックだ。

まずこの作者がケモ耳無しの作品を描いていることに驚いた。この人はケモ耳とおねロリ描いてないと死んでしまう人だと思っていたのだが出てこない。代わりに天使の羽と輪っかが付いている。調べてみたらこれ初の単行本だったんだな。まだ抑えていたのかもしれない。

主人公の小百合は両親の離婚で13年前に分かれた妹・美琴と13年ぶりに再会。何故か天使の輪っかと羽をつけているように見えるが他の人間にはそうでないらしい不思議な状態になった妹が、姉に猛アタックを仕掛けてくる……という話。

私は猛烈な執着とか、強烈な依存とか、ストーカー体質とかの女性キャラが(ヘテロ・レズ問わず)大好きなので24時間365日ガン攻めの妹ちゃんにニヤニヤしながら読んだ。こういう子ってどっちかっていうとライトノベルで兄が好きなキャラとして出てくるタイプだよな。

全体的には明るい雰囲気の作品だが、2巻あたりから家族の中で主人公が不遇であったことが描写されて辛くなる。『割を食う長女』ってテーマはもっと語られていいなぁと前から思っているがそんな感じ。作者自ら『全国の喪女代表の姉』と書いてるがこういう人一杯いるよな。と思いきやその一方でカメラマンの高校時代にイケメン対応みたいなことしてて訳が分からない。あんなのされたらレズになるよ……(百合脳)。

結局Kanonみたいなオチになったわけだけど、結局男鹿くんにも美琴が見えて記憶を失わなかった理由が分からなかったな。あと姫子はあそこまで登場させたんだから男鹿くんとくっつくところまで書いて欲しかったなぁ。そういう掘り下げが行かないまま終わっちゃったのはちょっと残念。

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