螺旋のエンペロイダー Spin3 – 上遠野浩平

ブギーポップシリーズの作者、上遠野浩平の連載小説の単行本化。

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上遠野浩平の作品はもう何十冊も読んで慣れているので、休日出勤の通勤とスキマ時間を使ってサーッと読んでしまった。

直接内容と関係ない話で恐縮だが、kindle版のレイアウトはiPhoneで見ると正直ちょっと……って感じだ。横長の挿絵が入ると画面の真ん中から下が真っ白になるし、霧間誠一の格言が入った表紙も「挿絵」の扱いなので、拡大しないと字が読めない。

電撃文庫のkindleって多分これが初めて読んだのだと思うが、他もこうなのかな……?発売日が紙版に比べて遅くなるのも加えて頂けない。

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挿絵担当を炎上先生から変更して新規読者獲得を狙っていたかもしれないこのシリーズだが、上遠野作品の知識がないとさっぱりの完全なマニア向け作品である。私は適当に追っているぐらいなので、分かっているのやらいないやらという感じ。

  • 虚空牙の端末の残り一つが分かったと思いきや、才牙ママは居合わせた元一般人だった。
  • 久々に出たイディオティックから「死ぬ直前の時間を引き延ばしている」という発言があるが、これモロにユービックじゃねぇか。当時からこの設定あったっけ?
  • 才牙兄妹や枢機王の設定からして時間がどうたらって話になるのかな?というか枢機王はなんで普通に居るの?今更だけど。

ビートのディシプリンとファイアウォッチの例からすると次巻で終了だと思うがどうなるだろうか。なんかまた肩透かしになりそうなんだよな。それでも読むんだけどね。

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