別冊映画秘宝 アメコミ映画完全ガイド2017

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毎年『映画秘宝』の別冊ムックとして出ている『アメコミ映画完全ガイド』の2017年度版。そろそろアメコミ(映画)の知識を仕入れたいぞと思って読んだが、数十年も同じキャラクターを使いまわすあの業界の歴史を解説してくれるので良かった。

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この本が発売された2017年8月は『スパイダーマン ホームカミング』と『ワンダーウーマン』という、マーベル・DCのアメコミ映画の日本放映を控えた時期で、その2作をメインに取り扱っている。

こういうのってその映画の場面の写真がバシバシ載って、出演者がなんか意識高いコメントして、みたいな作りになりやすいが、そこはさすが映画秘宝、スパイダーマンとワンダーウーマンが今までどのように作られ評価されてきたのかを解説してくれる。もっとも本当に語りつくしたら一冊じゃ効かないくらい、彼らに歴史があること自体が凄いのだが。そうなれば当然評価の悪かった時期もあるわけだが、そういう部分ははっきり「迷走していた」と書いてくれるところも良い。

この2作以外でもアメコミ全般にわたるコラムが用意されていて、個人的には『仕切り直し映画列伝』とか良かった。数十年に渡って同じキャラクターを使いまわす関係上、再スタート自体は当然なのだが、興行上の失敗や関係者の都合という大人の事情でいろんなキャラクター作品が二転三転する様を書いている。

その当時作品がどのように評価されたのかも書かれているので、MCUから入った私のようなアメコミ映画初心者には嬉しい内容だ。今となっては古い映画はNetflixやAmazonプライムのような動画のサブスクリプションで見られるんだけど、何にも情報が無いとどれから見ていいのか分からないし、クソ映画もあらかじめそうと分かっていれば気楽に見られるから参考になる。

逆に『現代女傑事典』みたいな項目は(思ったより長く紙面を割いていることもあって)ちょっと苦笑いしてしまう。さすがにリベラル的な女性賛歌はそんなにプッシュしなくてもいいです、みたいな気持ちにもうなりつつある昨今である(別にアメコミのせいでも映画のせいでもないけど)。もっとも『強い女性』の象徴ともいえるワンダーウーマンがこれだけクローズアップされているこのタイミングでこその企画だったんだろうな。

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