機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 2期

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分割2期制で計1年間放送した「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」が終了した。

そんなに期待していなかったのだが、中盤からマクギリスがガンダム史上トップクラスのネタキャラになったあたりから、予想の斜め上の楽しみ方が出来た。しかしこれネット上の反応を見ながらリアルタイムで見ていく分にはいいが、後からまとめて見ると辛いんじゃないかな……。

途中までは1期と同様の内容というべきか、正直何してたのかあんまり覚えていない。モビルアーマーと戦ったのと、イオク・クジャンというネタキャラが出たことくらいか。

だが18話(全体では43話)「たどり着いた真実」でとうとうヴィダールことガエリオがマクギリスと対峙、ギャラルホルンの歴史にとって重要らしいガンダム・バエルが起動し、話が大きな転回点を迎えてようやく期待が持てる状況に。このまま盛り上がることなく終了するかと思っていたオルフェンズが盛り上がってきたぞ……!と期待した。

だが翌週驚愕する。先週の描写的にバエルを手に入れればギャラルホルンが従うんだろうなぁと思っていたが、実際にはそうでもなく、「300年も昔のもの持ち出して従うわけないじゃない……馬鹿じゃないの……」みたいな対応だったのである。ここから知性的なキャラとして捉えられていたマクギリスが、実は何にも策練っていないしそんな状態なのに常に余裕の笑みを浮かべているというネタキャラになり、ある意味伝説的なエピソードの数々が始まる。

そんなライブ感あふれる展開を笑って楽しんでいたわけであるが、一応一年間付き合ってきたからか、次々と倒れていくラスト二話を見終わって思いのほか切なくなってしまった。本人らは破滅に向かうも世界にたしかな影響を与えるというエンディングは、私がガンダム00を見ているときにこうなるんじゃないかなと思っていたものなんだよな。

あっちはソレスタルビーイングを肯定的に描いていて釈然としないものを感じていたが、こちらの方がずっといい。革命というのは『上を倒す』ことではなく、自分たちのルールで社会を動かしたい人間が行う為の手段に過ぎないので、「『俺たち』が笑って過ごせる場所に行きたい」という身内への考えしかない鉄華団が行うものでは最初からないのだ。

『俺たちを利用する大人には頼らない!自分たちの足で生きていくんだ!』という体で始まった物語が『やり方次第で大人は動いていくれるのでその恩恵で生きることが出来ました』というラストを迎えたことに抵抗があるのは分かる。でもずっと頭を抱えて悩みっぱなしだったオルガが、経緯はどうあれ多くの鉄華団員を平和な暮らしに連れていく約束を叶えたのだから良い終わり方なんじゃないかな。

自分の感想はそんなところなのだが、ネット上で感想を見ると酷評の嵐である。なんだか見ていると1期を見て「自分はIQの高い話を評価できる人間なんだ」と言いたい人たちが、2期の頭がマッキーな展開に手のひらを返されたように感じて憤っているような印象を受ける。

まぁアグニカポイントの高低が行動の基準になっていたマクギリスにしっちゃかめっちゃかにされたストーリーだったけど、1期を見て頭のいい話だと思った人はさすがに見る目が無いのではないか。変に評価してのめりこんだ人ほど怒っているようなので、自分は流し見程度にしておいて良かったなと思わずにいられない。

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