ダーリン・イン・ザ・フランキス

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2018年放映のTRIGGERとA-1picturesの二社共同製作によるオリジナルアニメ。アニメ史に残るレベルでの青系負けヒロイン、約束された敗北者イチゴ0%ことイチゴちゃんを生み出した作品でもある。アオいいよね……。

遠い未来。人類は荒廃した大地に、移動要塞都市“プランテーション”を建設し文明を謳歌していた。その中に作られたパイロット居住施設“ミストルティン”、通称“トリカゴ”。コドモたちは、そこで暮らしている。

外の世界を知らず。自由な空を知らず。教えられた使命は、ただ、戦うことだけだった。敵は、すべてが謎に包まれた巨大生命体“叫竜”。まだ見ぬ敵に立ち向かうため、コドモたちは“フランクス”と呼ばれるロボットを駆る。それに乗ることが、自らの存在を証明するのだと信じて。 – 公式サイト

簡単なくくりでいうとロボットアニメなのだが、ディストピア世界でフランクスを駆る道具として生まれた「コドモ」たちを中心に描かれている。そういうわけで話題性はキャラクター中心になっていたのだが、ハーレム作品で時々登場する負けヒロインをこよなく愛する私は、明らかに作り手側がこの路線を意識して作ったヒロイン15(イチゴ)ちゃん目当てで見始めた。

若干話題性優勢というか露悪的な部分があるので、それで離れていった人はいるんじゃないかなぁと思わないでもない。私はニヤニヤしながら見ていたイチゴちゃんも海外とかで叩かれていたらしいし、「やべーぞ逆レイプだ!」って感じだった中盤以降のココロちゃんもTwitterのサジェストで「怖い」とか「気持ち悪い」とか出てくる始末であった。私は「そこがイイんじゃん!」という人間だったので向いてたのかもしれない。

そういう方向性で話題性の高い作品であったが、終盤の数話で急に宇宙規模の黒幕が出現。ガイナックスの遺伝子がそうさせるのか宇宙空間上での戦闘が始まり、ゼロツーが巨女になったあたりでその辺も吹っ切れたというか細かいこと気にする作品じゃねぇなって感じに。最後は駆け足で説明台詞過多な印象はあるものの、はっきりとハッピーエンドで締めてくれた。

最初は「絶対中盤以降でコドモたち殺してバズ狙うんだろう」という意見を山ほど見たのだが、終わってみればキャラ殺して盛り上げる話じゃなかったのは好印象(特にナオミが生きてたの凄い意外だった)。唯一悲しいのはヒロとゼロツーが戻って来て13部隊と再会することができなかったことで、都合のいい設定でいいからやっぱり戻って来て欲しかったな。なんにせよ半年間楽しませていただきました。

最後に余談であるがガイナックス作品は最終話のサブタイトルをSF作品から持ってくるという伝統があり、ガイナックス出身者が設立したTRIGGER(トリガー)製のこの作品も最終話のサブタイトル『わたしを離さないで』はカズオ・イシグロの同名小説から取られていると思われる。

元ネタ小説の内容を知っていると「メインの人類であるオトナの都合の為に、道具として生まれたコドモたちの物語」であるこの作品にかなり即したタイトルを持ってきたことが分かる。もっともちょうど製作中であろう時期にイシグロがノーベル文学賞を取ったから、タイムリーでつけたのかもしれないが……。かくいう私もそれで『わたしを離さないで』を読んだ(記事)わけだし。

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